基本計画

事業理念

山村が持つ多様な魅力、豊かさに触れ、そして人の交流によって豊かさが体感できるエコミュージアム空間の創造と拡大。

※エコミュージアムとは?・・・・生活環境博物館   地域まるごと博物館

運営基本方針

現在、環境と食についてその安全性、持続性等が問われ地球規模での問題になっている。

岩手県民はもとより国民全体が自らの生活、健康に不安を抱えている現状がある。健全な環境が持続できる社会、信頼できる食生活を都市部地域とした多くの人が望んでいるものと認識している。

葛巻町は全国的にも様々な自然エネルギーを活用した環境に対する取り組みが評価され、それがきっかけとなり岩手県としても木質バイオマスについてはその普及に努め、環境先進県を目指しているところであり、また久慈地区、二戸地区、岩手地区の北部地域は食料生産についても、牛乳、牛肉、豚肉、鶏肉、野菜雑穀、海産物とそれぞれ全国有数の食料生産基地として岩手県食料自給率106%(全国39%)を支えている。

このように重要な役割を担っているこの地域に対する理解と、豊かな自然な中で育まれてきた食を含めたいろいろな文化を持った『山村の魅力』を多くの人に知ってもらい都市と山村の交流を拡大することにより、都会の人は都市部には無い豊かな自然に触れることで心を癒すとともに食料生産への安心感を取り戻し、山村は交流人口流入による産業と経済振興を図り地域の活性化により衰退する山村に歯止めをかけ、地域住民の生活向上と世代間交流の活性化によりそこに培われてきた文化を今後も長く継承していきたいという基本的な考え方でその拠点となるべく施設として管理運営をしていく考えである。

当社は山村の宝であり魅力の一つであると認識している「山ぶどう」を原料にワインの醸造、ジュース・ジャムの製造そして販売を先駆的に展開しこれまで多くの皆様に利用いただいてきたが、今や県北を中心に県内各地で「山ぶどう」の栽培が成され、今後生産量は増加する中岩手県の特産品として消費の拡大を図る必要がある。当施設において「山ぶどう収穫体験」「ワインづくり体験」そして「山ぶどう蒸留ブレンド体験」にて「山ぶどう」に対する理解を深めることにより、「山ぶどう」が岩手県の特産品としてブランド化の推進に寄与できるものと考えている。